こんにちは、元地方公務員のキキです。
公務や人間関係のストレスって、本当に大変ですよね。
夜はしっかり眠れてますか？
自然にポロポロと涙が出たりしませんか？
泣いてしまうのは、「うつ」のサインかも。
もしあなたのメンタルが限界なら、早めに「病気休暇」を取ることをおすすめします。
今回は「公務員の病気休暇の取り方」について、私の経験を元に解説していきます。
私も、上司のパワハラでメンタルを病み、「うつ」で病気休暇をフル取得した経験があるよ。
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病気休暇とは
公務員の病気休暇は、法律1で定められています。
（病気休暇）
第十八条 病気休暇は、職員が負傷又は疾病のため療養する必要があり、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合における休暇とする。
「疾病」にはメンタルの病気も含まれるから、「うつ」「躁鬱」「双極性障害」など精神性疾患での休暇もOK。
地方公務員の場合は地方公務員法2などの法律のほか、それぞれの条例や規則などで定められています。
詳しくは、自分が所属する組織の休暇の規定を確認してみてください。
病気休暇を取得できる期間
公務員の病気休暇は「最大90日」3。
90日には休日祝日も含ます。
最長約３か月休むことができるけど、いきなり「明日から90日休みます」というわけにはいきません。
あらかじめ準備が必要です。
病気休暇を取るための準備
公務員が病気休暇を取るために、あらかじめ準備することをまとめてみました。
- 心療内科を予約する
- 自分の症状や環境をメモしておく
- 心療内科を受診する
- 診断書をもらう
心療内科を予約する
「心療内科」は、メンタルを専門に診てくれる診療科。
「メンタルクリニック」（メンクリ）というところもあります。
普通の内科と違い、予約制がほとんど。
まずは電話して、診療する日を予約しておきましょう。
メンタルの通院は長い期間になることも多いから、なるべく雰囲気の良さそうな、評判のいい病院を選びましょう。
自分の症状や環境をメモしておく
心療内科の予約が済んだら、自分の症状や環境をメモにまとめておくことをおすすめします。
理由は、当日は気持ちがたかぶったり涙がこみ上げてきたりして、うまく話せないことがあるから。
最悪、会話は最小限にして、メモを見せるだけでもOKです。
私も最初はうまく話せず、A4用紙1枚にまとめた手書きのメモをお医者さんに見てもらったよ。
心療内科を受診する
受診当日は、メモを忘れずに持参しましょう。
できれば医師用、自分用に合計２部あるといいかも。
診てもらえる時間は5分から10分程度。
医師には、自分の症状を正直に伝えてみてください。
特に、「しばらく休みたい」という意思表示はきちんとしておきましょう。
診断書をもらう
医師が発行する「診断書」をもらえます。
よほど症状が軽くなければ、診断書を書いてもらえるはず。
診断書には病名と所見が書かれています。
あなたのメンタル不調の原因や、細かい症状は書かれないので安心してください。
（診断書の記載例）
病名：うつ状態
上記により１ヶ月の静養を要する
また、受診料のほかに「文書代」が数千円かかるから、現金は多めに持っておいてください。
診断書は封筒に封印されてるけど、中身を確認するために開けても大丈夫です。
病気休暇の取り方
診断書を無事に取れたら、上司に報告し、「休暇願」を提出して病気休暇に入ります。
診断書を確認しながら、次のように上司に報告しましょう。
（例）”うつ状態”で診断書が出たので、大変申し訳ありませんが１ヶ月病気休暇をいただきたいと思います。
正直、上司への報告が一番キツいかもしれません。
もし職場に出向くのがしんどければ、電話で伝えてみましょう。
報告が済んだら、上司の指示に従ってください。
私は上司に電話で報告したら、「診断書を郵送して」と言われたよ。
「休暇願」（所属する組織によって名称は違うかもしれません）を人事担当部署に提出します。
傷病名は、診断書の記載どおりに書きましょう。
診断書の原本は、休暇願に添付します。
診断書は、後々の参考になるので、コピーを手元に取っておこう。
職場に出勤できない場合は、郵送でのやり取りになります。
提出が済んだら、手続きは終了。
必要に応じて、同僚や上司に当面の業務の引き継ぎをしておきましょう。
病気休暇中の給与
正職員の場合、病気休暇中の給与は「満額」支給されます。
メンタルが落ち込んでいて不安な中、給与をもらえるのはとても助かります。
公務員の福利厚生の一環だから、気後れする必要はありません。
給与をもらう手続きも、特に必要ありません。
まとめ
今回は、公務員の病気休暇の取り方について解説しました。
・病気休暇は最大90日
・医師の診断書が必要
・休暇願を人事に提出
・給与は満額出る
「メンタルで休むのは恥ずかしい」
「長期で休むのは不安」
「同僚に迷惑をかけてしまうのが申し訳ない」
…という気持ちはとてもよく分かります。
私もうつで休んだとき、全く同じ気持ちだったから。
でも、あのとき無理せずに、病休を取って本当に良かったと思ってます。
我慢してそのまま働いていたら、きっと立ち直れなくなっていただろうから。
あなたが肺炎になったら入院するのと同じように、メンタルが限界なら静養が必要です。
まずは自分を第一に考えて、しっかり休みましょう。
大丈夫、あなたが休んでも仕事は回ります。
これは本当。組織ってそういうものだから。
経験者が言うのだから間違いないです！
くれぐれも無理はしないでね。読んでくれてありがとう！
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