公務員を辞めるなんて、もったいない ~パワハラ休職からFIREまでの経緯~

はじめに

公務員のイメージ

「公務員を辞めるなんて、もったいない」

私が約20年間勤めた市役所を辞めると話したときに、周りの人からたくさん聞いた言葉です。

「仕事は楽ちんでノルマもない」

「高給取りで安定している」

「定時帰りのホワイトな職場」

これが、地方公務員に対する世間一般のイメージです。

しかし、本当にそうでしょうか。

地方公務員の現実

このブログを読んでいる方なら、地方公務員の現実をご存知でしょう。

一人ではこなしきれないほどの業務量。

ミスをしたら、組織ではなく末端職員を責める風潮。

業務量と責任に見合わない給料。

深夜残業やサービス残業が横行しているのに、見て見ぬふりをする管理職。

業務をビルドするばかりで、スクラップできない市長や幹部。

パワハラを根絶するどころか、パワハラ上司が出世していく不条理。

とても、安心して住民のために働ける環境ではありません。

休職、そして退職へ

私自身、上司のパワハラでメンタルを病み、8か月休職しました。

その後なんとか復職を遂げましたが、異動先でも上司から精神的な嫌がらせを受けました。

結局、いちど精神が折れた人間は、組織のお荷物でしかない

私を見る上司の目はそうものがたっていました。

「このままでは心が潰れる―」

そう感じた私は、悩んだすえに退職を決意しました。

400万を元手にFIRE達成

自分の予想よりずっと早く退職することになったため、将来への不安は当然ありました。

まずいちばん大きかったのは、経済的な不安ですね。

幸いなことに、手元に400万円ほど自由になるお金がありました。

それを元手に株式投資を開始。

運よく資産が2年で目標の5,000万円になったので、2024年に念願のFIREを果たしました。

FIRE後の生活と生き残り戦略

FIRE後は、「心と身体にやさしい丁寧な暮らし」を送れています。

家族にふるまう料理を、いちから手作りしたり。

好きなときに映画を観て、泣いたり笑ったり。

ふらっと小旅行に出かけて、観光地を周ったり。

推しのライブに連続で参戦したり。

マンガやアニメを一気見して感動したり。

いずれも、現役時代にはやりたくても時間ができなかったことです。

資産的には、老後を考えれば十分な額とはいえませんので、これからの戦略はじっくり考えていくつもりです。

このブログの意義~知識の公開と発信

このブログは、ドン底まで落ち込んだアラフォー公務員が、FIREを機に「ゆるやかな自分らしい生き方」を取り戻すまでの記録です。

そして、資産を活用しながら、老後までしたたかに生き延びるための知恵やすべを発信していくライフログでもあります。

私のFIREまでの資産形成方法や投資戦略、副業、節約術などを少しずつ公開していくつもりです。

また、長く携わった公務員生活で学んだ手続きや、苦しい時期を過ごしたパワハラ対策やメンタル関係も発信する予定。

以前の私のような境遇で悩んでいる方の助けになれば、これ以上の喜びはありません。

キキ(管理人)
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キキ(管理人)
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キキ(管理人)
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